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不動産買取/流れ/ポイント

みなさんは不動産買取とはどういものなのか知っていますか。言葉を聞いたことはあってもその詳しい方法や流れについてよくご存じの人は少ないのではないでしょうか。今回は、不動産買取とはどのようなものなのか、メリットやデメリットについて説明していきます。
不動産買取とは、不動産業者が不動産を所有者から直接買い取ることになります。不動産業者は、不動産の所有者と買取価格や引き渡し方法などについて交渉します。そして、買取条件の折り合いがついたら所有者の不動産を購入します。購入した不動産はリフォームやリノベーションを施されて、不動産業者の物件として販売されます。そのように販売したことで得られた利益が不動産業者の収益となるのです。これが不動産買取の仕組みです。

不動産買取/流れ

まずは、不動産会社に売却について相談するところから始めましょう。
ここでは査定を依頼することが一番大切になるでしょう。
査定価格が出るとその金額で納得できるかどうか検討し、
売却時期やどのような状態で引き渡すのかなど、契約条件をすり合わせを行います。
条件があえば売買契約を締結することになります。
売買契約時には手付金の支払いがあり、残金は銀行などで決済を行います。
お互いの日程調整を含め司法書士等にも日程調整が必要です。
色々な書類は不動産会社がサポートしてくれます。
決済が終われば引き渡しとなり売却は終了となります
不動産買取では、不動産業者が買い取るため、第三者の買い手を探すことはありません。
そのため、最短だと1週間程度、長くても1ヶ月ほどの期間があれば売却が完了するでしょう。

買取/仲介

不動産を売るには、買取という方法と仲介という方法があります。
仲介では、不動産会社と媒介契約を締結し、不動産の売却依頼を行います。
そして、不動産会社は物件の買い手となるお客様を探します。
買い手は個人になるとは限らず、法人になることもあります。
買取と仲介の1つ目の違いは、買い手が誰になるかということです。
買取では不動産業者が買い手になり、仲介では第3者の個人または法人が買い手になります。
2つ目の違いは、売却までにかかる期間でしょう。買取では買い手を探しませんので、
早く売却することが可能です。仲介では買い手を探すために売却活動を行ないます。
そのため、買い手が見つからないと売却までに時間がかかってしまうでしょう。
3つ目の違いは、不動産がどれくらいの値段で売れるのかということです。
買取では、買取後のリフォームや費用負担を見込んで、少し安く買い取られてしまいます。
しかし、仲介では、相場通りの価格で売れることがほとんどです。

買取保証

買取保証とは、仲介で売却を開始し一定期間を過ぎると買取に変更するというものです。
最初は売却活動を通して買い手を探しますが、うまくいくとは限りません。
買取保証を依頼していれば、一定期間が経った後に不動産業者が買い取ります。
仲介ではいつ買い手がつくかわからず、時間がかかるというデメリットがあり、
買取では市場価格よりも安くなってしまうというデメリットがあります。
しかし買取保証であれば、そのような仲介と買取のデメリットを両方避けることができます。
少しでも高く売りたい場合は買取保証がよいでしょう。

即時買取

即時買取とは、売却活動を行うことなく、不動産業者に買い取ってもらう方法です。
即時買取では、必要となる順序は一度査定を行うだけなので、
売却期間が非常に短くてすみます。最短だと3日〜1週間、
長くても1ヶ月あれば売却手続きが全て完了するでしょう。
早く不動産を売却したい場合には即時買取がおすすめになります。
しかし、デメリットも一つあります。即時に買い取ってもらえるかわりに
買取価格が買取保証のときよりも低くなってしまうことが多いです。
できるだけ早く現金化することを優先する場合には即時買取を利用しましょう。

売却/メリット

不動産買取には、一番のメリットは売却に時間がかからないということでしょう。
一般的には、不動産を売るのは簡単ではなく、時間がかかってしまうことが多いです。
不動産は高額で、買主は購入する際に十分に検討することが必要だからです。
しかし、不動産買取では不動産業者が買主となるため、買い手探しが必要ないのです。
それによって、早く売却することができるのです。

仲介手数料/メリット

不動産買取では仲介手数料がかからないというメリットがあるでしょう。
仲介という方法を利用して不動産を売却すると、仲介手数料がかかります。
仲介手数料とは、売り手と買い手を仲介してくれた不動産業者に対して支払う報酬です。
買取では、不動産業者が買主になるので仲介に対する報酬は発生しないのです。

内覧/メリット

不動産買取では、内覧をする必要がないというのもメリットの一つになります。
仲介の場合、不動産の購入希望者に対して内覧対応をする必要があるのです。
内覧希望者は何度か行われるのが一般的なので、内覧は一回では終わりません。
希望者が来るたびに内覧対応をするのは売主にとって面倒なことになるでしょう。
しかし、不動産買取では買主は不動産業者となるため、何度も内覧は行われません。

買取価格/デメリット

不動産買取では、買取価格が安くなってしまうというデメリットがあります。
それは、不動産のリノベーション費用を考慮するからです。
不動産業者は物件を買い取ったら、物件をリフォームして新たな買い手に売却します。
費用を負担するのは不動産業者ですが、安く買わないと不動産業者の利益が減ります。
それを防ぐために不動産業者は買取価格を下げる必要があります。

買取/断られる

どのような不動産も買い取ってもらえるとは限りません。
リフォームをして再販した時に、買い手がつかない不動産は買取ってもらえない時があります。
買取を断られてしまう不動産とは例えば、購入需要の低い地域にある不動産や、
劣化しすぎてリフォームが難しい不動産などがその一例となります。
そのような不動産は、買取を断られてしまうかもしれないので、
その場合は別の対策をとる必要があるでしょう。

まとめ

今回は、不動産買取とは何なのかについて解説してきました。
不動産買取とは、不動産業者が買主となり、所有者から不動産を直接買い取ることです。
不動産を売るには、買取に加えて仲介という方法もあり、この2つは買主が誰になるのか、
売却までにどれくらいの期間がかかるか、不動産をいくらで売れるのかという点において異なり、
どの方法で売るかを決めなくてはなりません。
また、買取には買取保証と即時買取という2つの方法があります。
不動産を売るときには、様々な方法を調べて最も自分に合った方法を利用しましょう。
不動産のことでお困りのことがあればなんなりとご相談くださいませ。

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