物件をすぐに売却し現金を受け取れるのが、買取で不動産を手放す最大のメリットとなります。
仲介で不動産を売却する場合には、買い手を探す売り出し活動をする必要があります。
購入希望者が見つかるまでには3～6カ月、その後契約を済ませるまでにはプラス1～2カ月程度の時間が必要となります。
もちろん、時間の余裕が十分にあるのなら仲介でじっくりと売却活動をするのもいいでしょう。
しかし、早めに引っ越しを済ませたいときや買い替え先物件の支払いが迫っているときには、
買取を選んだほうが早く売却することができるでしょう。

仲介で売却をするときには、物件の売り出し情報をチラシや広告、インターネット媒体に掲載します。
そのため、近隣の人には物件を売却しようとしていることを知られてしまうことになります。
長期間買い手が見つからず、周囲の目が気になってくることもあるでしょう。
しかし、不動産会社への買取依頼であれば宣伝や長期間の売却活動を行うことがありません。
周囲に気付かれずに不動産売却を済ませられるのでプライバシーが守られることになります。

仲介売却によって買い手が見つかり契約を済ませたら、不動産会社に仲介手数料を支払います。
不動産買取は仲介してもらう方法ではないため、当然ながら仲介手数料を請求されません。

仲介による不動産の売り出しでは、購入希望者に住宅を内覧してもらう必要があります。
手放す住宅とはいえ、知らない人に住宅を見せる内覧がストレスになる方も多いです。
また、多くの内覧者の対応に追われてしまうこともあります。
買取であれば内覧対応が必要ないため、ストレスを感じずに不動産を売却することができます。

住宅に劣化があるなど条件があまりよくないときには、仲介だと買い手が現れない可能性があります。
しかし、買取であれば多少条件の悪い物件であっても問題なく買い取ってもらえることができます。
不動産買取には上記のようなメリットがある一方で、仲介よりも売却価格が低くなる傾向があります。
不動産会社は物件を買い取ったら、収支をプラスにするために利益を乗せて売り出すことになります。
物件の状態によってはリフォームやリノベーションを行ったあとに売り出します。
物件の再販売は手間や時間がかかるため、利益を出すには価格を安くする必要があるのです。
不動産売却をするときには、価格面のデメリットについても正しく把握しておく必要があります。

不動産の売却方法には仲介と買取の2種類があります。買取は仲介に比べて売却価格が下がりますが、
手間なくスピーディーに物件を手放せるというメリットがあります。
マンションや戸建てなどの不動産を早く売却したいときには、不動産買取をご検討くださいませ。