戸建やマンションの価格は築年数によって左右されます。
築年数が浅いと「比較的きれい」「傷や劣化が少ない」というイメージをもってもらえます。
古い物件に比べて、見学希望のお客様が増える傾向になるでしょう。
例えば、築後5年以内の物件であれば設備や内装の劣化が少なく、新築に近い状態ということになり、
物件によっては新築購入時とほぼ同じ価格で成約することもあるのです。
また、 築後10～15年となると、給湯器、ガスコンロ等の水まわり設備等に故障が発生してきます。
そのため、修理費用が必要となる前に売りたい売主様もいらっしゃいますので、
築10～15年は一つの節目の時期になるでしょう。
また、家を売ったことによって利益が出た場合は、
譲渡所得税（内訳：住民税＋所得税＋復興特別所得税）が課せられます。
物件の所有期間によって税率が大幅に変わるので注意が必要となります。
売却に焦りがないのであれば、税率が切り替わるタイミングを見極めることが必要です、
税金によっても売却タイミングを見定めることができます。

2～3月に販売開始時期を合わせたからといって、高く売れる保証はありません。
売却開始を先延ばしにしていると競合する売り物件が多くなってしまったり、
経済情勢が悪化したりという状況となることもあります。
また、引渡しを3月末とする条件で販売した場合でも購入希望顧客がリフォームを実施する場合、
入居が可能となるのは4～5月となるでしょう。「何月に売り出すと高く売れる」という、
決まった時期や要因は少なそうで「巡り合わせ」や「運」にも左右されるというのが実感です。
ここまで、家を売るベストタイミングについて解説しましたが、
これはあくまで成約時期の話となります。
家を売り出しはじめてから成約がとなるまでの期間は平均3~6ヶ月はかかってしまいますので、
春頃に今がベストタイミングと思って売り出すと成約するのは夏頃になってしまうのです。
つまり、春に売ろうとしたら12月ごろには準備を始めて、人が移動する時期においては、
広告掲載や販売営業が活発におこなわれている必要があるのです。

自宅の引渡し時期を数か月先で設定し、早めに販売スタートをした場合でも
購入希望顧客から「引渡し時期を早めてくれれば買いたい」と相談が入る場合もあるでしょう。
販売開始時期を無理に早めたり遅らせたりしても、良い条件で売れるという保証は無いので
ご自身の住み替えがスムーズになる様なスケジュールで売却をスタートしては如何ででしょうか。
長岡京市の株式会社松山興産では、仲介や買取などの不動産売買を行っています。
私たちは地元のため地域特性をよく理解しており、不動産売買への細かいニーズにも親身に対応することが可能です。